2011年度 研究活動報告

青木研では一貫して、「超伝導」、「強磁性」、「トポロジカル系」 に代表される多体効果の理論を主眼に研究を 行っている。これらの現象では、電子相関(電子間斥力相互作用のために 生じる量子効果)により、ゲージ対称性が自発的に破れる。 面白い物質構造から面白い物性物理を探る「物質設計」も目指している。 さらに、強相関系やトポロジカル系において、 「非平衡」における新奇な物性を探ることを最近の大きな柱としている。

超伝導

非平衡により誘起される超伝導の探求

図 0.1.1: Double occupancy, $D$, in the Hubbard model obtained with nonequilibrium DMFT, plotted for various values of the laser intensity $A$ [2]. Inset schematically depicts an inverted (negative-$T$) distribution.
強相関電子系は超伝導、磁性、Mott転移などの 多彩な相転移現象で知られる。辻、Werner (ETH Zürich)、 岡、青木は、 これらをレーザーなどの非平衡外場でコントロールし、 発現させる方法を提案した[1,2,49,53]。 すなわち、強相関電子系や、光格子中の冷却原子系において、 定常的なレーザー光を 照射すると、一定の条件が満たされると粒子間相互作用を斥力から 引力へと変換することが可能であるが理論的に示される[1]。 このメカニズムは、レーザー光により粒子が光を着た (Floquet)状態になるためにバンドが反転し、さらに、 光を突然照射する(ac quench)すると負温度状態が実現するためである。 負の温度状態の特性を調べるために動的平均場理論を用いて 二重占有率の時間発展を見ると(図0.1.1)、実際に 引力系に特徴的な二重占有の増大が見られた。 この結果はPhys. Rev. Lett.に発表され、Editors' Suggestionに選ばれる とともに、Viewpointでも紹介された。

さらに、 より現実的な単波長パルスを用いた斥力・引力転換 も提案した[2]。

多バンド超伝導体における集団励起モード

鉄系超伝導体の発見および複数原子種からなる冷却原子系の実現可能性より, 多バンド 超伝導や多バンド超流動の研究の重要性が 増している. 太田、町田(原研)、小山(東北大)と青木は、 多バンド(3バンド以上)に亘りゲージ対称性が破れた場合, 集団励起モードに単一バン ドでは見られない特徴が存在することを理論的に明らかにした.[3]

銅酸化物高温超伝導体 — 物質依存性と圧力効果

鉄系など、高温超伝導のファミリーが増えているが、 いまだに最高のTcをもつ 銅酸化物を、現在の視野で再訪するのは意味が大きい。 銅酸化物では、実験的にTc が低いLa$_2$CuO$_4$ と高いHgBa$_2$CuO$_4$ があり、前者のフェルミ面は弯曲が 小さくネスティングが良く、後者では弯曲が大きいので、 理論的には前者の方が高いTcのはずで、この矛盾が 謎となっていた。 榊原、臼井、黒木(電通大)、有田(東大工) と青木は、通常考えられている$dx^2-y^2$ 軌道に加え$dz^2$ 軌道をあらわに考慮した2 軌道模型を構築することにより、超伝導を調べた。[4,18,37,50,55] これにより、La$_2$CuO$_4$でネスティングが良いのは$dz^2$ 軌道がエネルギー的に$E_F$に近いので強く混成するためであるが、 $dz^2$ 軌道が混じると超伝導が抑制され、この効果がフェルミ面形状効果を凌駕することが分かり、さらに、頂点酸素の寄与も重要な因子で あることを明らかにした(Fig.0.1.2)。

図 0.1.2: $\Delta E$ (level offset between $dx^2-y^2$ and $dz^2$ Wannier orbitals) plotted against $\Delta E_p = E_{p\sigma}-E_{p{\rm apex}}$ and $\Delta E_d=E_{x2-y2} -E_{z2}$ for various cuprates[4]. The inset depicts the relevant orbits.
\includegraphics[width=8cm]{aoki_sakakibara.eps}

さらにこの結果を基に、上記の著者および Scalapino (UC Santa Barbara)は、この系を制御する方法として、 銅酸化物に一軸性圧力を加えたときの効果を考察した。 $dx^2-y^2, dz^2$ の2軌道は頂点酸素位置に支配され、 このためa軸圧を加えると$T_C$は上昇し、c軸圧では減少 することを示した。 この結果は、最近のKarlsruheグループの一軸圧効果の実験結果とも 整合する。

銅酸化物高温超伝導体 — 多層系

一方、銅酸化物の中でも最高の$T_C$をもつのは多層系である。 西口、黒木、有田と青木は、多層系が一層系とどう異なるかを調べる ために、Tcのピークとなる3層系 (HgBa$_2$Ca$_{n-1}$Cu$_n$O $_{2n+2}, n=1,2,3$)までに亘り、第一原理電子状態計算 により、バンド構造とフェルミ面を求め、多層の効果が 層間の一体ホッピングの効果では理解できず、層間のペア・ホッピングが 大事であることを明らかにした[38,39,51,56]。

芳香族新有機超伝導体の電子構造

カリウムをドープした固体ピセンC$_{22}$H$_{14}$$T_C=7-20$Kにおいて超伝導転移することが久保園(岡山大)らによって発見された。初めての芳香族超伝導物質である。超伝導機構の解明への第一歩として、 小杉と青木は三宅、石橋(産総研)、有田(東大工)とともに、 固体ピセンの電子状態を初めて 第一原理計算により解析した(Fig.0.1.3)[6]。 本年度は、K$_1$piceneからK$_4$piceneに至る電子構造を系統的に 求めた[5]。さらに、別の芳香族であるコロネンの電子構造を求め、 ピセンとの類似点、相違点を、特に複数あるフェルミ面の 異方性の観点から明らかにした[6,7](Editors' suggestion)。

また、上野(千葉大)のグループが固体ピセン結晶の電子 構造をUPS, LEEDから求めた実験結果に理論解析を与えた(Phys. Rev. Lett.に 出版予定)[8]。

図 0.1.3: Crystal structures and Fermi surfaces of K-doped picene and coronene.[17]
\includegraphics[width=9cm]{aoki_aromatic.eps}

磁性、スピン・ホール効果

近年、中性フェルミ原子におけるStoner強磁性に興味が もたれているが、Stoner強磁性は平均場由来であり、強相関由来の強磁性を中性フェルミ原子系で実現することは興味深い課題である。 このため、電子相関からの強磁性について、今年度は、 奥村、山田、町田(原研)と青木は、 two-leg ladder光学格子の磁性を、厳密に評価できる密度行列繰り込み群法を用いて解析を行った[9] 。その結果、トラップのための粒子密度が空間変化するために、スピン・インバランスが強い条件下では、各点の粒子密度に応じて、完全強磁性領域、部分偏極領域、非偏極領域に分離することを見出した。

見上、岡、青木は、パリティの異なる2軌道の電子模型において、 軌道混成により、強誘電秩序を含むmultiferroic相が発現する ことを提案した。

また、様々な物質において、スピン・ホール効果(スピン自由度に 対するホール効果)に興味がもたれているが、 Pandey, 紺谷、平島(名大)、有田、青木は、 鉄系超伝導化合物において、バンド構造にディラック・コーンが あるために、鉄のスピン・軌道相互作用により、 ホール・ドープされた122系で大きなスピン・ホール効果が 生じることを予言した。

トポロジカル系

グラフェンの量子ホール効果とカイラル対称性、指数定理

最近、原子一層のグラファイト(グラフェン)における特異な整数量子ホール効果 が実験的に観測され興味を集めているが、 蜂の巣格子はmassless Dirac粒子のバンド分散(Dirac cone)をもつために、興味深い。 グラフェン量子ホール効の トポロジカルな性質の一つは、massless Dirac粒子特有の $N=0$ランダウ準位であるが、不規則性を入れたときに にも、カイラル対称性が保たれれば、この準位はトポロジカル に安定に存在する。 河原林(東邦大)、初貝(筑波大)、森本、青木は、 より一般に、斜めになったDirac coneも含めた場合に、 「一般化されたカイラル対称性」が存在し、 この存在条件は丁度指数定理の成立条件と一致するので、 従来漠然と言われていたグラフェン量子ホール効果と 指数定理の関連が厳密に示された。(Fig.0.1.4)[10,19]。 また、2層グラフェンの解析も行い、ここでも カイラル対称性のために特異なランダウ準位が存在 することを示した[11]。 また、渡辺、初貝(筑波大)、青木は、Nielsen-二宮定理の ために偶数個現れるDirac coneのエネルギーを、nonabelianゲージ場 (光格子中の冷却原子系で実現可能)を用いて操作 できることを示した[22]。 有川、初貝、青木は、端状態を議論した[23]。

また、濱本、初貝、青木は、 多体効果を入れた場合も、特にカイラル凝縮体 においてカイラル対称性がどの様に状態を支配するかを 調べた。

図 0.1.4: The density of states for Landau levels for a model of tilted Dirac cones in the presence of a spatially correlated random bonds for various values of the correlation length $\eta /a$.[10]
\includegraphics[width=9cm]{aoki_kawarabayashi.eps}

THz領域における「光学ホール効果」

量子ホール系では静的ホール伝導度が量子化されるが、 森本、初貝、青木は、 光学(ac)ホール伝導度(興味ある 周波数は数Tの磁場下ではTHz域)がどうなるかに着目し、 通常の量子ホール系およびグラフェンに対して光学ホール伝導度を計算し、ホール・プラトーが意外にもac領域でも残ることを見出した (Fig.0.1.5)[33,27]。 本年度は、ac領域でのプラトーが波動関数の局在に支配されることから、 ダイナミカル・スケーリング[21]や 2パラメータ・スケーリングである $\sigma_{xx}(\omega) - \sigma_{xy}(\omega)$ ダイアグラム をac領域に拡張し、その物理描像を明らかにした[12,42,43,52]。 森本は、これらの業績を博士論文にまとめた[58]。

実験的には、島野のグループは、量子ホール系のTHz帯におけるファラデー回転角の測定を行い、光学ホール伝導度におけるプラトー的に振舞いを 観測した。本年度は、Cerne(SUNY Buffalo)のグループが、実験的に、 サイクロトロン共鳴近傍で光学ホール伝導度のプラトー的振舞いを 観測し、森本、青木はこの理論解析を行った。

図 0.1.5: Optical Hall conductivity $\sigma _{xy}(\varepsilon _F, \omega )$ plotted against Fermi energy $\varepsilon _F$ and frequency $\omega $ for the honeycomb lattice model of graphene with a randomness that respects the chiral symmetry.[21]
\includegraphics[width=7cm]{aoki_morimoto.eps}

光誘起されたゼロ磁場中グラフェン・ホール効果

岡、青木は、強い円偏光を照射するとグラフェン中の Dirac粒子が光誘起dcホール効果を発現する可能性を 発見した(Fig.0.1.6)[26,40,41]。 光誘起ホール効果は既存のホール効果とは異なり無磁場で生じるものであり、 円偏光の非線形効果に伴って電子の獲得するベリー位相の 非平衡版(Aharonov-Anandan位相)によって発生する。光学実験によってこの現象を検証する方法についても提案を行った[20]。 また、岡は北川(Harvard大)らとともに、光誘起ホール効果における電気伝導の量子化条件 について調べ た[15]。

図 0.1.6: When a circularly-polarised light is irradiated onto graphene (left panel), a gap dynamically opens in Dirac cones (top right), which gives rise to an optically-induced Chern density in k-space (bottom right).[28]
\includegraphics[width=8cm]{aoki_oka.eps}

グラフェン量子ドット

Maksym (Leicester大)と青木は、グラフェン量子ドットを 強磁場を加えると、Kleinパラドックスを逃れることができ ることを示した。

ゼオライト鋳型炭素構造

近年、東北大の京谷グループで合成された“ゼオライト鋳型炭素”は、 グラフェンが曲面として3次元ナノ周期構造をなすものであり、その特異な性質に興味がもたれる。是常(東工大理工)、有田、青木は、理論の立場から第一原理的にこの物質の電子状態を明らかにした[44] 。特に、価電子帯トップには、軌道磁性を伴う対称性の異なる2個の状態から構成される という意味で「カイラル」であり、さらに構造が空間反転対称性を 欠くことに起因してΓ点まわりで非対称という興味深いバンド構造を実現し、 このために新奇な軌道磁気輸送効果が予言される。

酸化物における分数量子ホール効果

酸化物は普通は絶縁体であるが、川崎(東大工)は MgZnO/ZnO界面に高易動度の2次元電子系を実現させることに 成功していた。Maryenko(理研)、川崎のグループは、強磁場中 のこの系で5/11など複雑な分数に至る分数量子ホール効果を観測し、 小野田(秋田大)、青木はこれを理論的に解析することにより、 分数量子ホール効果の標準理論である複合フェルミオン描像に おいて、通常は複合フェルミオンは相互作用しないと見なすのに 対し、この系では複合フェルミオン間が強く相互作用している 示唆を得た。実験・理論合同の論文 として、Phys. Rev. Lett.に出版された[13]。

非平衡・非線形現象

強相関電子系[57]やトポロジカル系における非平衡現象は、興味深い分野である。上記の様々な節で解説したが、本年度は以下も行った。

AdS/CFT双対性によるQCDにおける熱化現象

QCDは強相関電子系と非常によく似た特性を示すことが知られている。 さらにAdS/CFT双対性を用いることにより、閉じ込め・非閉じ込め相転移をまたぐ 実時間のダイナミクスを解析することが可能となる。 岡は橋本(RIKEN),飯塚(CERN)と共に、閉じ込め相にあるシステムにおいて 粒子数を突然変化させた時の系の振る舞いについて調べた。その結果、 非閉じ込め相へと転移し、系が熱化することが 示唆された[14]。熱化時間のクエンチ速度依存性 を求めたが、RHICの実験で見られる高速なプロセス を裏付けるものとなった。

その他

青木研修士2年の渡辺悠樹さんが理学系学修奨励賞を 受賞した。彼はBrauner (Bielefeld大)とともに、南部・ゴールドストーン・ボソンの数と、自発的に破れた対称性の数の間の関係を明らかに し[16]、修士論文にまとめた[59]とともに、活躍の場をUC Berkeleyにも広げている。

青木は、国際会議招待講演で、 超伝導(銅酸化物、鉄系、芳香族の俯瞰[17]、 軽元素超伝導[31,32,34]、BCS50年[29])、 非平衡系のダイナミックス[30]について講演し、 一般講演も行った[35,36,54]。 また、量子ホール効果の総説[24]、 グラフェンの編著[25]を著した。 また、国内会議招待講演や解説を、 相関電子系と冷却原子[46,48]、 グラフェンとディラック電子の理論 [45,47]について行った。 岡、青木は強相関系の非平衡物理の解説を執筆した[28]。

文献目録

報文 (原著論文)

1
Naoto Tsuji, Takashi Oka, Philipp Werner and Hideo Aoki: Changing the interaction of lattice fermions dynamically from repulsive to attractive in ac fields, Phys. Rev. Lett. 106, 236401 (2011). (Editors' Suggestion; Viewpoint)

2
Naoto Tsuji, Takashi Oka, Hideo Aoki and Philipp Werner: Repulsion-to-attraction transition in correlated electron systems triggered by a mono-cycle pulse, Phys. Rev. B 85, 155124 (2012).

3
Yukihiro Ota, Masahiko Machida, Tomio Koyama and Hideo Aoki: Leggett's collective modes in multiband superfluids and superconductors -- Multiple dynamical classes, Phys. Rev. B 83, 060507(R) (2011).

4
H. Sakakibara, H. Usui, K. Kuroki, R. Arita and H. Aoki: Origin of the material dependence of $T_c$ in the single-layered cuprates, Phys. Rev. B 85, 064501 (2012) (Editor's Suggestion).

5
Taichi Kosugi, Takashi Miyake, Shoji Ishibashi, Ryotaro Arita and Hideo Aoki: First-principles structural optimization and electronic structure of picene superconductor for various potassium-doping levels, Phys. Rev. B 84, 214506 (2011).

6
Y. Kubozono, H. Mitamura, X. Lee, X. He, Y. Yamanari, Y. Takahashi, Y. Kaji, R. Eguchi, K. Akaike, T. Kambe, H. Okamoto, A. Fujiwara, T. Kato, T. Kosugig and H. Aoki: Metal-intercalated aromatic hydrocarbons -- a new class of carbon-based superconductors, Phys. Chem. Chem. Phys. 13, 16476 (2011).

7
Taichi Kosugi, Takashi Miyake, Shoji Ishibashi, Ryotaro Arita and Hideo Aoki: Electronic structure of solid coronene: differences and commonalities to picene, Phys. Rev. B 84, 020507(R) (2011). (Editors' Suggestion)

8
Q. Xin, S. Duhm, F. Bussolotti, K. Akaike, Y. Kubozono, H. Aoki, T. Kosugi, S. Kera and N. Ueno: Accessing the surface Brillouin zone and the band structure of picene single crystals, Phys. Rev. Lett., to be published (arXiv:1204.4178).

9
M. Okumura, S. Yamada, M. Machida and H. Aoki: Phase-separated ferromagnetism in spin-imbalanced Fermi atoms loaded on an optical ladder: a DMRG study, Phys. Rev. A 83, 031606(R) (2011).

10
Tohru Kawarabayashi, Yasuhiro Hatsugai, Takahiro Morimoto and Hideo Aoki: Generalized chiral symmetry and stability of zero modes for tilted Dirac cones, Phys. Rev. B 83, 153414 (2011).

11
Tohru Kawarabayashi, Yasuhiro Hatsugai and Hideo Aoki: Topologically protected Landau levels in bilayer graphene in finite electric fields, Phys. Rev. B 85, 165410 (2012).

12
Takahiro Morimoto and Hideo Aoki: Two parameter flow of $\sigma_{xx}(\omega) - \sigma_{xy}(\omega)$ for the graphene quantum Hall system in ac regime, Phys. Rev. B 85, 165445 (2012).

13
D. Maryenko, J. Falson, Y. Kozuka, A. Tsukazaki, M. Onoda, H. Aoki and M. Kawasaki: Temperature dependent magnetotransport around $\nu$= 1/2 in ZnO heterostructures, Phys. Rev. Lett. 108, 186803 (2012).

14
K. Hashimoto, N. Iizuka, and T. Oka: Rapid thermalization by baryon injection in gauge/gravity duality, Phys. Rev. D 84, 066005 (2011).

15
T. Kitagawa, T. Oka, A. Brataas, L. Fu and E. Demler: Transport properties of non-equilibrium systems under the application of light -- Photo-induced quantum Hall insulators without Landau levels, Phys. Rev. B 84, 235108 (2011).

16
H. Watanabe and T. Brauner: Number of Nambu-Goldstone bosons and its relation to charge densities, Phys. Rev. D 84, 125013 (2011).

(国際会議録(招待講演))

17
Hideo Aoki: A perspective of superconductivity as multiband phenomena -- Cuprate, iron and aromatic systems, Proc. STRIPE2011, Rome, 2011 [J. Superconductivity and Novel Magnetism, DOI 10.1007/s10948-012-1564-7].

(国際会議録(一般発表))

18
Hirofumi Sakakibara, Hidetomo Usui, Kazuhiko Kuroki, Ryotaro Arita and Hideo Aoki: Two-orbital view on the origin of the material dependence of $T_c$ in the single-layer cuprates, Proc. LT 26, to be published in J. Phys.: Conf. Series.

19
T. Kawarabayashi, Y. Hatsugai, T. Morimoto and H. Aoki: Generalization of chiral symmetry for tilted Dirac cones, Proc. Localisation 2011 [Int. J. Modern Phys.: Conf. Series, to be published].

20
Takashi Oka, and Hideo Aoki: All optical measurement proposed for the photovoltaic Hall effect, J. Phys.: Conf. Ser. 334, 012060 (2011).

21
Takahiro Morimoto, Yshai Avishai and Hideo Aoki: Dynamical scaling analysis of the optical Hall conductivity in the graphene quantum Hall system with various types of disorder, J. Phys.: Conf. Ser. 334, 012045 (2011).

22
H. Watanabe, Y. Hatsugai and H. Aoki: Manipulation of the Dirac cones and the anomaly in the graphene related quantum Hall effect, J. Phys.: Conf. Ser. 334, 012044 (2011).

23
Mitsuhiro Arikawa, Hideo Aoki, Yasuhiro Hatsugai: Edge states in graphene quantum Hall system with bond vs potential disorder, J. Phys.: Conf. Ser. 334, 012043 (2011).

(編著書)

24
Hideo Aoki: Integer quantum Hall effect in P. Bhattacharya, R. Fornari and H. Kamimura (ed.): Comprehensive Semiconductor Science & Technology (Elsevier, 2011), pp.175-209.

25
Hideo Aoki and Mildred Dresselhaus (ed.): Physics of Graphene (Springer-Verlag, to be published).

(国内雑誌)

26
岡 隆史、青木秀夫: グラフェンのトポロジカルな性質とその光制御、表面科学32, 196 (2011)。

27
森本 高裕、池辺 洋平、島野 亮、青木 秀夫: 光で見る量子ホール効果、日本物理学会誌 66, 365 (2011)。

28
岡 隆史、青木秀夫:強相関系の非平衡物理、 日本物理学会誌 67 234 (2012)。

29
青木秀夫:BCS -- 50 years (書評)、 日本物理学会誌 67 (2012)、印刷中。

学術発表 (国際会議)

招待講演・総合報告(会議録掲載以外)

30
Hideo Aoki: Nonequilibrium electron dynamics -- photovoltaic Hall effect and ac-induced repulsion-attraction conversion (Int. Conf. “Ultrafast Dynamics in Strongly Correlated Systems”, ETH Zürich, 4 Apr 2011).

31
Hideo Aoki: Theoretical outlook on light-element superconductivity (EU-Japan programme ``LEMSUPER" workshop, Durham, 16 Oct 2011).

32
Hideo Aoki: First-principles electronic structure of aromatic superconductors -- solid picene and coronene (Int Workshop ``Nanospaces", Sendai, 24 Nov 2011).

33
Takahiro Morimoto: Theory of optical responses in graphene quantum Hall systems (``Graphene synthesis and characterisation for applications", Windermere, UK, Nov. 2011).

34
Hideo Aoki: Light-element superconductivity (EU-Japan programme ``LEMSUPER" workshop, Tokyo, 31 Mar 2012).

一般発表(会議録掲載以外)

35
Hideo Aoki: A perspective of superconductivity as multiband phenomena -- Cuprate, iron and aromatic systems (Technische Universität Wien, CMS seminar, Vienna, 18 July, 2011).

36
Hideo Aoki: Organic superconductivity (Cavendish Laboratory, Cambridge, Optoelectronics seminar, 20 Oct. 2011).

37
H. Sakakibara, H. Usui, K. Kuroki, R. Arita and H. Aoki: Two-orbital analysis on the material dependence of Tc in the single-layered cuprates(APS March meeting, Boston, 2012).

38
K. Nishiguchi, K. Kuroki, R. Arita, H. Aoki: Theoretical Study of Superconductivity in Multi-layered Cuprates, (XVI Training Course in the Physics of Strong Correlated Systems, 14 Oct 2011, IIASS Vietri sul Mare, Italy).

39
K. Nishiguchi, K. Kuroki, R. Arita, T. Oka, H. Aoki: Effect of Inter-layer single electron- and Pair-hopping on Superconductivity in Multi-layered Cuprates, (APS March meeting, Boston, 2012).

40
Takashi Oka: Theory of non-linear collective photoexcitations in a Mott insulator (CORPES, California, USA, July 2011).

41
Takashi Oka: Exact photo-carrier creation rate in the one-dimensional Mott insulator (Workshop on Ultrafast Dynamics in Strongly Correlated Systems, Zürich, April 2011).

42
Takahiro Morimoto, and Hideo Aoki: Flow diagram of the longitudinal, and Hall conductivities in ac regime in the disordered graphene quantumHall system (LT26, Beijing, Aug. 2011).

43
Takahiro Morimoto, and Hideo Aoki: Two parameter flow diagram of the longitudinal, and Hall conductivities in ac regime in the disordered graphene quantum Hall system (NQS 2011, Kyoto, Dec. 2011).

44
T. Koretsune, R. Arita and Hideo Aoki: Electronic structures of possible zeolite-templated carbon C$_{36}$H$_9$ (Int Workshop ``Nanospaces", Sendai, 24 Nov 2011).

(国内会議) 招待講演

45
青木秀夫:グラフェンとディラック電子の理論 (名古屋大学 物性談話会, 13 Sept 2011)。

46
青木秀夫:はじめに — 相関電子系と冷却原子を結ぶと何が見えるか (日本物理学会、「冷却原子と相関電子系」シンポジウム、 富山、22 Sept 2011)。

47
青木秀夫:グラフェンにおけるディラック電子 (日本物理学会、「ディラック電子系の物性」シンポジウム、 富山、22 Sept 2011)。

48
Hideo Aoki: Cold-atom vs correlated-electron systems — prospects and new facets (``Ultracold Fermi gas, superfluidity and strong correlation" workshop, Tokyo, 11 Jan 2012).

一般発表

49
青木秀夫: 強AC電場中の低次元量子多体系における新奇非平衡現象 (「動的相間電子系の光科学」 シンポジウム、京都、13 June 2011)。

50
榊原寛史、臼井秀知、黒木和彦、有田亮太郎、青木秀夫: 銅酸化物における超伝導転移温度の一軸性圧力効果の第一原理計算による解析(日本物理学会、富山、Sept 2011)。

51
西口和孝、黒木和彦、有田亮太郎、青木秀夫: 多層銅酸化物高温超伝導体の層数効果と超伝導 (日本物理学会、富山、Sept 2011)。

52
森本高裕、青木秀夫: グラフェン量子ホール系における光学縦伝導度と光学 ホール伝導度に対する $\sigma_{xx}-\sigma_{xy}$ダイアグラム (日本物理学会、富山、Sept. 2011)

53
青木秀夫: 強AC電場中の低次元量子多体系における新奇非平衡現象 (「動的相間電子系の光科学」 シンポジウム、京都、6 Jan 2012)。

54
青木秀夫:凝縮系における対称性自発的破れ -- 超伝導を中心に(日立中央研究所セミナー、 12 Dec 2011)。

55
榊原寛史、臼井秀知、黒木和彦、有田亮太郎、青木秀夫: 銅酸化物におけるdz2軌道混成による超伝導抑制メカニズム (日本物理学会、神戸、March 2012)。

56
西口和孝、黒木和彦、有田亮太郎、岡隆史、青木秀夫: 多層銅酸化物高温超伝導体のペアホッピングと超伝導 (日本物理学会、神戸、March 2012)。

57
岡 隆史: モット絶縁体におけるダブロンホロン対の非線形光励起の理論 (日本物理学会、神戸、March 2012)。

(学位論文)

58
Takahiro Morimoto: Theory of optical responses in the ordinary and graphene quantum Hall systems (博士論文, 2011年12月)。

59
Haruki Watanabe: Relation between the number of Nambu-Goldstone bosons and charge densities (修士論文, 2012年1月)。

ページ先頭へ戻る