2013年度 研究活動報告

青木研では一貫して、超伝導 に代表される多体効果や、量子ホール効果、グラフェンに代表 されるトポロジカル系の理論を主眼に研究を 行っている。これらの現象では、電子相関(電子間斥力相互作用のために 生じる量子効果)によりゲージ対称性が自発的に破れたり、系が 「トポロジカル」であるために新奇な現象が起きる。 面白い物質構造から面白い物性物理を探る物質設計も目指している。 さらに、強相関系やトポロジカル系において、 非平衡で生じる顕著な物性を探ることを最近の大きな柱としている。

1.1 超伝導

1.1.1 銅酸化物高温超伝導体 ― 物質依存性と圧力効果

鉄系など、高温超伝導のファミリーが増えているが、 いまだに最高のTcをもつ 銅酸化物を現在の視点で再訪するのは意味が大きい。 銅酸化物では、実験的にTc に大きな物質依存性があり、特に、 良くネストしたフェルミ面をもつ物質が 理論的には高いTcをもつはずなのに、実験事実は逆に湾曲したフェルミ面をもつ 物質の方が高いTcをもち、この矛盾が長年の 謎となっていた。榊原、臼井、黒木(阪大)、有田(東大工) と青木等は、銅酸化物を、通常考えられているdx2 − y2 軌道に加えdz2 軌道をあらわに考慮した2 軌道模型として捉えた。 これにより、超伝導を有利化する単一バンド性 の高さが重要であり、これがネスティングの効果を凌駕し、 物質依存性を系統的に説明することを 明らかにした [2, 28, 46]。高温超伝導体を制御する方法として、 銅酸化物に一軸性圧力を加えたときの効果も考察し、 最近の一軸圧効果の実験結果とも 整合する。 このような「軌道純化」により、現存の銅酸化物以上に高い転移温度を持つ物質の設計につながる可能性もある。

1.1.2 銅酸化物高温超伝導体 ― 多層系

単位胞に複数のCuO2面を有する多層銅酸化物高温超伝導体は、面の枚数を増加させると実験的にTcが上昇し、3枚で現在最高の転移温度TC = 135Kを持つ。これを理論的に理解するため、西口、黒木、有田と青木は、 密度汎関数法に基づく第一原理計算 から模型を構築し、自己エネルギーを考慮したFLEXによってEliashberg方程式を解き、1-3層系の超伝導性を調べた[1]。多層系においてCooperペアが層間をホップする過程を取り入れ、この過程がTcを増大させる、という結果を得た。

1.1.3 強相関系に対するDMFT+FLEX法の提案とHubbard模型への応用

2次元斥力Hubbard模型におけるd波超伝導に代表される強相関効果に対しては、従来しばしば用いられてきた揺らぎ交換(FLEX)近似は、反強磁性的スピン揺らぎや、それに媒介されるペアリング相互作用などk依存の相互作用を記述できる利点がある一方、母物質のMott絶縁相を記述できず、Tcのドーム構造などのドーピング依存性は記述できない。他方、Mott絶縁相を記述できる動的平均場理論(DMFT)を出発点としてクラスター拡張によりHubbard模型が調べられているが、そこで無視されているk依存性の効果は明らかでない。そこで北谷等は、DMFTの新しい拡張としてDMFTとFLEXを組み合わせて、自己無撞着なループを構成することにより、局所的なダイアグラムの寄与をDMFTで、非局所的なダイアグラムの寄与をFLEXで取り込む方法を新たに提案した[50]。 この手法を2次元Hubbard模型に適用した結果、FLEXでは記述出来なかったTcのドーム構造が得られた。これは、FLEXでoverestimateされていた自己エネルギーがDMFTで補正される際のfilling依存性から生じると考えられる。北谷はこの成果を修士論文に まとめた[70]

1.1.4 芳香族新有機超伝導体の電子構造

芳香族有機分子(ピセン)の固体にカリウムをドープするとTC = 7 − 18Kにおいて超伝導転移することが久保園(岡山大)らによって報告され、その 超伝導機構の解明への第一歩として、 青木のグループは 固体ピセンの第一原理電子状態を初めて与えたが、 苅宿(現筑波大)、青木はその解析を発展させた[15, 22]

1.1.5 強い電子間斥力と強い電子・格子相互作用の共存系における超固体

強相関系において、電子・格子相互作用も強い場合は、多彩な相が実現され得る。 村上、Werner (Fribourg大)、辻、青木は、電子間相互作用、電子・格子相互作用を共にもつ最も単純なモデルの一つであるHolstein-Hubbard 模型の秩序相(反強磁性、電荷秩序、超伝導)の性質を、秩序まで考慮したDMFTにより初めて扱った。これにより、フォノン振動数が有限のために発生する遅延効果とクーロン相互作用の超伝導への効果、ならびに有限温度での相図を求めた。村上等は、量子多体系における超固体 (supersolid)相を量子スピン系において理論的に調べていた[3]が、 本年度は特に電子系におけるsupersolid相について調べ、相図を明らかにし、 BCS-BECクロスオーバー領域でsupersolidが発現することを見出した[4, 5, 29, 30, 47, 48]

1.1.6 平坦バンド模型上のフェルミオン系超伝導、ボゾン系ペア朝永液体

平坦バンド系は、強磁性や分数量子ホール効果の観点から興味をもたれており、 冷却原子系においても平坦バンドを持つ光学格子の生成が可能になりつつある。 平坦バンド上において超伝導・超流動が実現し得るかは、興味深い問題である。 小林、奥村、山田、町田(原子力機構)と青木は、 平坦バンドを持つ擬一次元格子である、ダイアモンド鎖上での 斥力フェルミ・ハバード模型における超伝導を、密度行列繰り込み群(DMRG)と厳密対角化を用いた解析を行った[49]。 これにより、斥力相互作用であるにも関わらずフィリングによってはペアの束縛が生じ、ペア相関関数が発達することが示された。

また、高吉(物材機構)、桂(学習院、現東大理)、渡辺(IPMU)、青木は、 やはり擬一次元格子で平坦バンドをもつcross-linked ladder(Fig.1↓)においてボーズ・ハバード模型における超流動を、量子スピン1/2 XXZ模型にマップすることにより 朝永・Luttinger理論による解析を行い、ボゾン密度によっては、ボゾンのペアが 朝永・Luttinger液体になり、Wigner固体相ともoverlapするので、いわば supersolid相となることを見出した[6]

figure aoki_takayoshi.png
Figure 1 A cross-linked ladder with π-flux[6].

1.1.7 非平衡誘起超伝導

辻、Werner、 岡(東大工)、青木は、強相関電子系や、光格子中の冷却原子系において、 定常的なレーザー光を 照射すると、一定の条件が満たされると粒子間相互作用を斥力から 引力へと変換することが可能であることを理論的に示した[19]。 メカニズムは、レーザー光により粒子が光を着た (Floquet)状態になるためにバンドが反転し、さらに、 光を突然照射する と負温度状態が実現するためである。

1.2 トポロジカル系

1.2.1 光学格子上の冷却原子系に対する第一原理バンド計算とトポロジカル相

近年、強相関電子系の物理と冷却原子系(特に光学格子上)の物理が 重なり合い発展している。前者に対しては第一原理電子状態計算法は 確立しているが、冷却原子系に対する第一原理計算法の構築が望まれる。 北村等は、この観点から、前者が長距離クーロン相互作用系に対するもの であったのに対し、原子間短距離相互作用に対する定式化を行い、これを 様々な格子構造に適用した。特に、checkerboard lattice等、トポロジカルMott 相(相互作用のために自発的にトポロジカルになる相)を発生させるためには どの様な条件が必要であるかを、第一原理的に同定し、これに要する レーザーの当て方を与えた。 北村はこの成果を修士論文に まとめた[71]

1.2.2 グラフェンの量子ホール効果とカイラル対称性

グラフェンの蜂の巣格子はmassless Dirac粒子のバンド分散(Dirac cone)をもつために、興味深い[51, 52]。 グラフェン量子ホール効果の トポロジカルな性質の一つは、massless Dirac粒子特有の N = 0ランダウ準位であるが、不規則性を入れたときに にも、カイラル対称性が保たれれば、この準位はトポロジカル に安定に存在する。 河原林(東邦大)、初貝(筑波大)、青木等は、この解析を 3層グラフェンのゼロエネルギー・ランダウ準位、また 傾いたディラック・コーンにエネルギー差がある場合、さらに ケクレ型ボンド秩序があるグラフェンのドメイン境界 に拡張し、 カイラル対称性がランダウ準位の特異な振る舞いを支配することを 示した[55, 56, 57]

また、濱本(筑波大、現阪大)、青木、初貝は、 多体効果を考えた場合もカイラル対称性は鍵となり、N = 0ランダウ準位の 基底状態はトポロジカル縮退をもつ「カイラル凝縮体」であり、 これは試料の端においてケクレ構造をもつボンド秩序として 現れることを予言した[10, 54]。 初貝等は、これらのグラフェンに関する理論のまとめの論文[8] ならびに書籍の一章[18]を執筆した。

1.2.3 光で見るグラフェン量子ホール効果

グラフェン量子ホール効果が、光学領域でもプラトーとして現れるという森本(理研)、青木等の理論的予言を受け、本物理学教室の島野のグループがグラフェンにおける量子ホール系のTHz帯におけるファラデー回転角の測定を行い、光学ホール伝導度におけるプラトーを 観測することに成功した。 プラトーの位置はmassless Dirac粒子特有の半整数値に 対応する位置に現れ、またディラック・ランダウ準位を反映して比較的低磁場でも 観測された。森本、青木はこの理論解析に加わり(Fig.2↓)、論文はNature Commun.に出版された[9, 20]

figure aoki_shimano.png
Figure 2 Magnetic field (B) dependence of the optical Hall conductivity as measured from Faraday rotation θF for frequency of 1 THz. Symbols are experimental result by Shimano’s group, while solid curve is a theoretical result. Plateaux with arrows indicate graphene quantum Hall effect[9].

1.2.4 グラフェンにおける第二トポロジカル量子数

グラフェンは、ディラック粒子を反映した トポロジカルなChern数(量子ホール効果)をもつのが最大の特徴の 一つであるが、 一般に、格子構造を反映した量子ホール系を記述するTKNN方程式には、 量子ホールChern数以外に第二のトポロジカル量子数が 現れ、その意味はStředa等により、 或る種の分極を表すことが示されていた。 青木、初貝は、 このトポロジカル量子数が、グラフェンにおいて 特徴的に振る舞うことを見出し、 分極トポロジカル量子数はDirac cone当たり1/2(K点とK’点 をもつ蜂の巣格子 全体として1)であることを示した[7, 53]

1.2.5 グラフェン量子ドット

原子物理においては、Coulomb引力ポテンシャル中の 電子は、原子番号が微細構造定数の逆数の程度(≃172) を超える(supercritical nucleiになる) と電子・陽電子対生成に対して不安定化し、 これはQEDにおける真空崩壊と、それに伴う charged vacuumになることが理論的に予言されているが、 未だに観測はされていない。 一方、グラフェンにCoulomb引力ポテンシャルを 印加するとsuperciriticalになることは提案されていた。 Maksym (Leicester大)と青木は、(a) charged vacuumへの不安定化は、ポテンシャルが Coulombicである必要はなく、グラフェンを量子ドットに すればcharged vacuumが実現する、 (b) 原子物理では、108 − 10 T程度の巨大な 外部磁場をかけてサイクロトロン・エネルギーが rest mass energy程度になるとcharged vacuumはdischargeし得るが、 グラフェン量子ドットにおいても磁場誘起vacuum dischargingが起き、 しかも1 T程度の低磁場において discharging, chargingが交互に起きることを示した(Fig.3↓)[35]

figure aoki_maksym.png
Figure 3 A typical (squared) amplitude in a graphene quantum dot is plotted for the two-component Dirac wavefunction[11].

1.3 非平衡

強相関電子系やトポロジカル系における非平衡現象は、興味深い分野である。上記の様々な節でも解説したが、本年度は以下を行った。

1.3.1 非平衡動的平均場、動的クラスター理論

動的平均場理論は強相関系の格子模型を有効媒質中の不純物模型に置き換えて自己無撞着に解く方法論であるが、 それをKadanoff-Baym形式やKeldysh形式を用いて拡張することで強相関系の非平衡状態を扱うことができるようになる。 このような理論が、非平衡強相関系に対する有力な手法として近年発展してきており、 様々な系に適用されて新しい知見を生み出している。青木、辻は、Eckstein (Hamburg大)、Kollar (Augsburg大)、 岡 、Wernerと、最近の非平衡動的平均場理論の進展をまとめたレビュー論文を執筆した[12]

非平衡動的平均場理論は格子模型の無限次元極限で厳密に成り立つが、有限次元においては自己エネルギーを 空間的に局所近似する近似手法である。このため、低次元強相関系で空間的なゆらぎが 無視できなくなると破綻すると考えられる。そこで辻、青木は、Barmettler (Genève大)、Wernerと、 自己エネルギーの非局所成分を取り込める「非平衡動的クラスター理論」を提案した[13, 37, 38, 58, 61, 62, 68]。 これを2次元Hubbard模型に適用し、波数に依存した特異的な緩和現象が現れることを明らかにした。

1.3.2 非熱的固定点

量子多体系が励起状態から平衡状態へ緩和する過程で、直ちに熱化するのではなく一旦ある準定常状態(非熱的固定点)にとどまり、 そこから熱化することが様々な量子系で普遍的に見られる。辻は、 特に対称性の破れた系で長距離秩序(反強磁性・超伝導)が存在する場合について、 Hubbard模型に対して非熱的固定点が存在するかを調べた [32, 33, 34, 35, 36, 39, 40, 41, 60, 67]。 相互作用クエンチにより励起した後の時間発展を 動的平均場理論に基づいて解析した結果、励起エネルギーが全て熱に変換されたと すれば平衡の臨界温度を超えている にも関わらず、長距離秩序が保たれた非熱的固定点に長時間とどまり、 非平衡臨界点が平衡の相転移点とは別に存在することが示唆された。

1.3.3 フロッケ・トポロジカル相転移

グラフェンに円偏光を当てるとトポロジカル絶縁体状態がダイナミカルに発現する ことが岡、青木により示されて以来、フロッケ (Floquet)トポロジカル絶縁体が注目を集めており、 最近では トポロジカル絶縁体の表面に存在するディラック・フェルミオンに対して観測され ている。外場が十分弱い領域では有効ディラック模型を 使ってよく理解されているが、外場が強い場合、および電子間相互作用がある場合にどうなるかは わかっていなかった。見上、辻、青木はFloquet動的平均場理論を用いて、様々な格子模型に円偏光を印加したときの 電子状態および光学伝導度を計算した[42, 43, 63]。 その結果、外場の振幅を増加させていくとトポロジカル状態を特徴付ける Chern数が変化し、トポロジカル・トポロジカル転移が起きることがわかった。 また、相互作用を導入するとFloquetトポロジカル絶縁体からモット絶縁体に転移する。これらの相転移の様子を、外場の振幅と相互作用の強さを軸にとった相図を作ることで明らかにした。 見上はこの成果、およびdp模型に対する解析を博士論文にまとめた[69]

1.3.4 超伝導体におけるHiggsモード共鳴

超伝導体における集団励起には、秩序パラメーターの位相が振動する南部・Goldstoneモード もあるが、振幅が振動する集団励起モード(Higgsモード;超伝導ギャップの周波数)も存在する。 Higgsモードは電磁場と直接結合しないため、線形応答の範囲では励起できないために 長年実験観測にはかかっていない。 辻、青木は、非線形応答まで考慮すると結合し、電磁場の非線形項が 超伝導体におけるAnderson擬スピンの有効磁場として働くと見なせること を見いだした[44, 59]。 これにより、振動電場を加えるとAnderson擬スピンの集団歳差運動を起こし、 これがHiggsモードを誘起する。さらに、振動電場の周波数ω2ω = 2Δを満たすときに擬スピンの歳差運動とHiggsモードが共鳴する。これとは同時に、 島野、松永、藤田、杉岡(東大理)等により、テラヘルツ光の実験から 超伝導体におけるHiggsモード共鳴が実験観測された。

1.3.5 非平衡量子スピン系

光誘起相転移は、従来は殆ど電子系に対して研究されてきた。 一方、量子スピン系においては、 直接スピンをレーザー光照射によってコヒーレントに制御する方法については 未開拓であった。高吉、青木、岡は、 円偏光レーザーを量子スピン系(異方的なS = 1反強磁性XXZ模型)に照射すると、 その磁場成分(回転磁場)がxy面内のときに、 z方向に磁化が誘起される、という新しい現象を見出した[14]。 磁化誘起の機構は、多体 Floquet法を量子スピン系に初めて適用することにより、 基底状態と磁化状態のFloquet準位が レーザー照射によって共鳴するためであることが示された。 これは、量子スピン系に新たな非平衡物理の可能性を 拓くと期待され、必要なレーザーはTHz領域と見積もられる。

1.4 その他

青木研で理論演習を行った杉岡新さんが理学部学修奨励賞を 受賞した。 青木がM. S. Dresselhausと共に編集したグラフェンの本が出版された[17]。 青木は、国際会議招待講演で、 超伝導(銅酸化物、鉄系、系元素系の俯瞰)[23]、 グラフェンのトポロジカル、カイラルな性質[24, 25]について解説し、 セミナー講演も行い[64, 65, 66]、 また物性と素粒子の学際[21]などにも触れた。 辻は非平衡強相関系について招待講演を行った[26, 27, 44, 45]

References

報文
(原著論文)

[1] K. Nishiguchi, K. Kuroki, R. Arita, T. Oka and H. Aoki: Superconductivity assisted by inter-layer pair hopping in multi-layered cuprates, Phys. Rev. B 88, 014509 (2013).

[2] H. Sakakibara, K. Suzuki, H. Usui, S. Miyao, I. Maruyama, K. Kusakabe, R. Arita, H. Aoki, and K. Kuroki: Orbital mixture effect on the Fermi surface-Tc correlation in the cuprate superconductors — bilayer vs single layer, arXiv:1403.2497.

[3] Y. Murakami, T. Oka and H. Aoki: Supersolid states in a spin system — phase diagram and collective excitations, Phys. Rev. B 88, 224404 (2013).

[4] Y. Murakami, P. Werner, N. Tsuji and H. Aoki: Ordered phases in the Holstein-Hubbard model: Interplay of strong Coulomb interaction and electron-phonon coupling, Phys. Rev. B 88, 125126 (2013).

[5] Y. Murakami, P. Werner, N. Tsuji and H. Aoki: Supersolid phase accompanied by a quantum critical point in the intermediate coupling regime of the Holstein model, arXiv:1402.6456.

[6] Shintaro Takayoshi, Hosho Katsura, Noriaki Watanabe and Hideo Aoki: Phase diagram and pair Tomonaga-Luttinger liquid in a Bose-Hubbard model with flat bands, Phys. Rev. A 88, 063613 (2013).

[7] H. Aoki and Y. Hatsugai: Polarization as a topological quantum number in graphene, arXiv:1403.1648.

[8] Y. Hatsugai, T. Morimoto, T. Kawarabayashi, Y. Hamamoto and H. Aoki: Chiral symmetry and its manifestation in optical responses in graphene: interaction and multi-layers, an invited article in New J. Phys. 15, 035023 (2013).

[9] R. Shimano, G. Yumoto, J. Y. Yoo, R. Matsunaga, S. Tanabe, H. Hibino, T. Morimoto and H. Aoki: Quantum Faraday and Kerr rotations in graphene, Nature Commun. 4, 1841 (2013).

[10] Y. Hamamoto, T. Kawarabayashi, H. Aoki and Y. Hatsugai: Spin-resoloved chiral condensate as a spin-unpolarized ν = 0 quantum Hall state in graphene, Phys. Rev. B 88, 195141 (2013).

[11] P.A. Maksym and H. Aoki: Magnetic field controlled vacuum charge in graphene quantum dots with a mass gap, Phys. Rev. B 88, 081406(R) (2013).

[12] H. Aoki, N. Tsuji, M. Eckstein, M. Kollar, T. Oka and P. Werner: Nonequilibrium dynamical mean-field theory and its applications, Rev. Mod. Phys., to be published (arXiv:1310.5329).

[13] N. Tsuji, P. Barmettler, H. Aoki and P. Werner: Nonequilibrium dynamical cluster theory, arXiv:1307.5946.

[14] S. Takayoshi, H. Aoki and T. Oka: Many-body Floquet theory of laser-induced phase transition in quantum magnets, arXiv:1302.4460.

(国際会議録(招待講演))

[15] Hideo Aoki and Toshikaze Kariyado: Pressure effects and orbital characters in cuprate and carbon-based superconductors, Int. Conf. Superstripes, Ischia, 28 May, 2013 [J. Superconductivity and Novel Magnetism 27, 995 (2014)].

(国際会議録(一般発表))

[16] Yuta Murakami, Philipp Werner, Naoto Tsuji, and Hideo Aoki: Dynamical mean-field analysis of ordered phases in the half-filled Holstein-Hubbard model, SCES2013, Tokyo 2013, to be published in JPS Conf. Proc. (arXiv:1309.7554).

(編著書)

[17] Hideo Aoki and Mildred S. Dresselhaus (eds.): Physics of Graphene (Springer-Verlag, 2014).

[18] Yasuhiro Hatsugai and Hideo Aoki: Graphene — topological properties, chiral symmetry and their manipulation, in H. Aoki and M. S. Dresselhaus (eds.): Physics of Graphene (Springer, 2014), Ch.7.

(国内雑誌)

[19] 辻 直人、岡隆史、青木秀夫: 非平衡強相関系における斥力・引力転換、 固体物理48, 425 (2013).

[20] 島野 亮、青木秀夫:グラフェンの量子ファラデー効果、 光アライアンス 24, No.11, p.21 (2013)。

[21] 青木秀夫:物性/素粒子の学際を学部生と楽しめるか、 固体物理 48, 193 (2013)。

学術発表
(国際会議)
招待講演・総合報告(会議録掲載以外)

[22] Hideo Aoki and Toshikaze Kariyado: Theoretical analysis of magnetism and superconductivity in picene superconductor with updated experimental lattice parameters, EU-Japan LEMSUPER Workshop, Kyoto, 4 Apr. 2013.

[23] Hideo Aoki: Carbon-based vs transition-metal superconductors — a theoretical outlook, ICTP-LEMSUPER Conf. on Mechanisms and Developments in Light-element Based and Other Novel Superconductors, Trieste, 25 Sept. 2013.

[24] Hideo Aoki: How we can manipulate graphene — chiral symmetry, topology and charged vacuum, ISSP Int. Symposium Emergent Quantum Phases in Condensed Matter, Kashiwa, 14 June 2013.

[25] Hideo Aoki: Manipulating Dirac fermions ― graphene nanomesh, dot and polarisation, Int. Focus Workshop on Recent Progress and Perspectives in Scaling, Multifractality, Interactions, and Topological Effects Near Anderson Transitions, Dresden, 11 Mar 2014.

[26] Naoto Tsuji: Prethermalization and nonthermal fixed point in the Hubbard model, Interdisciplinary Mini-workshop on Nonequilibrium Physics, Kyoto, 8 Dec 2013.

[27] Naoto Tsuji: Nonthermal fixed point in the antiferromagnetic Hubbard model, Non-equilibrium Dynamics of Correlated Electron-systems, Krvavec, Slovenia, 19 Dec 2013.

一般発表(会議録掲載以外)

[28] H. Sakakibara, K. Suzuki, H. Usui, S. Miyao, I. Maruyama, K. Kusakabe, R. Arita, H. Aoki, and K. Kuroki: Two orbital analysis on the correlation between Tc and the Fermi surface shape in the cuprate superconductors, American Physical Society March Meeting, Denver, Mar 2014.

[29] Yuta Murakami, Philipp Werner, Naoto Tsuji, and Hideo Aoki: DMFT analysis for superconductivity in the Holstein-Hubbard model, 2013 Gordon Research Conference on Superconductivity, Les Diableret, Switzerland, May 2013.

[30] Yuta Murakami, Philipp Werner, Naoto Tsuji, and Hideo Aoki: Ordered phases in the Holstein-Hubbard model: Interplay of strong electron-electron and electron-phonon interactions, Int. Conf. on Strongly Correlated Electron Systems (SCES 2013), Tokyo, Aug 2013.

[31] Y. Murakami, P. Werner, N. Tsuji, and H. Aoki, DMFT analysis of the superconductivity in the Holstein-Hubbard model: Interplay of strong Coulomb interaction and electron-phonon coupling, American Physical Society March Meeting, Denver, March 2014.

[32] Naoto Tsuji, Martin Eckstein, and Philipp Werner: Nonequilibrium dynamical mean-field study of the nonthermal fixed point in the Hubbard model, American Physical Society March Meeting, Denver, Mar 2014.

[33] Naoto Tsuji: Quantum interaction quench in the presence of a long-range order, Quantum Many Body Systems out of Equilibrium (QSOE13), Dresden, Aug 2013.

[34] Naoto Tsuji, Martin Eckstein, and Philipp Werner: Dynamical phaes transition and nonequilibrium criticality in correlated fermion systems, Int. Conf. on Strongly Correlated Electron Systems (SCES 2013), Tokyo, Aug 2013.

[35] Martin Eckstein, Philipp Werner, and Naoto Tsuji: Nonthermal broken symmetry states in the Hubbard model, Int. Workshop on Strong Correlations and Angle-resolved Photoemission Spectroscopy (CORPES13), Hamburg, July 2013.

[36] Naoto Tsuji, Martin Eckstein, and Philipp Werner: Quantum interaction quench in the presence of a long-range order, Emergent Quantum Phases in Condensed Matter (EQPCM2013), Kashiwa, June 2013.

[37] Naoto Tsuji, Peter Barmettler, Hideo Aoki, and Philipp Werner: Nonequilibrium dynamical cluster theory, Conference on Ultrafast Dynamics of Correlated Materials, Trieste, Oct 2013.

[38] Naoto Tsuji, Peter Barmettler, Philipp Werner, and Hideo Aoki: Non-local correlations in real time: nonequilibrium dynamical cluster approximation, Int. Workshop on Strong Crrelations and Angle-resolved Photoemission Spectroscopy (CORPES13), Hamburg, July 2013.

[39] Yuya Nakagawa, Naoto Tsuji, and Hideo Aoki: Electric-field-induced dynamics of s-wave superconductor — Time-dependent Bogoliubov-de Gennes analysis, Emergent Quantum Phases in Condensed Matter (EQPCM2013), Kashiwa, June 2013.

[40] Naoto Tsuji, Martin Eckstein, and Philipp Werner: Nonequilibrium superconducting phase transition in correlated electron systems, Gordon Research Conference: Superconductivity, Les Diableret, Switzerland, May 2013.

[41] Naoto Tsuji, Martin Eckstein, and Philipp Werner: Dynamically induced antiferromagnetic phase transition in correlated electron systems, Int. Workshop on Optical Terahertz Science and Technology (OTST 2013), Kyoto, April 2013.

[42] Takahiro Mikami, Takashi Oka and Hideo Aoki: Floquet DMFT study of non-equilibrium steady states in the dp-model in ac-fields, Int. Conf. on Strongly Correlated Electron Systems (SCES 2013), Tokyo, Aug 2013.

[43] Takahiro Mikami, Naoto Tsuji and Hideo Aoki: Photo-induced topological phase transitions in the Hubbard model on honeycomb lattice, American Physical Society March meeting, Denver, Mar 2014.

(国内会議)
招待講演

[44] 辻 直人:強相関電子系・超伝導体の非平衡理論、 (日本物理学会「限界駆動の物質光科学」シンポジウム、 神奈川、2014年3月)。

[45] 辻 直人:強相関系の非平衡ダイナミクス  相互作用クエンチを例に 、 (CMSI第一部会「新物質・新量子相の基礎科学」夏の学校2013、 蔵王、2013年8月)。

一般発表

[46] 榊原寛史,鈴木雄大,臼井秀知,黒木和彦,有田亮太郎,青木秀夫: 元素置換された銅酸化物における化学的圧力による超伝導最適化の可能性 (日本物理学会、徳島、2013年9月)。

[47] 村上雄太、Philipp Werner、辻 直人、青木秀夫: ホルスタイン・モデルにおけるs波超伝導と電荷秩序相の共存と競合 (日本物理学会、徳島、2013年9月)。

[48] 村上雄太、Philipp Werner、辻 直人、青木秀夫: Holstein-Hubbard モデルにおける秩序相の競合と共存 (第七回物性科学領域横断研究会、東京、2013年12月)。

[49] 小林恵太,奥村雅彦,山田進,町田昌彦,青木秀夫: ダイアモンド鎖斥力ハバード模型における超伝導のDMRG解析 (日本物理学会、神奈川、2014年3月)。

[50] 北谷基治、辻 直人、青木秀夫: DMFT+FLEX法の提案と2次元Hubbard模型への応用 (日本物理学会、神奈川、2014年3月)。

[51] 青木秀夫:原子層における多体効果 ― 電子間相互作用によるトポロジカル状態、 超伝導、強磁性の探究(新学術「原子層科学」ワークショップ、仙台、3 Sept 2013)。

[52] 青木秀夫:グラフェンのカイラルおよびトポロジカルな性質 (新学術「原子層科学」ワークショップ、名古屋、19 Feb. 2014)。

[53] 青木秀夫,初貝安弘,Pavel Streda: グラフェンにおける分極としての第二トポロジカル量子数 (日本物理学会、神奈川、2014年3月)。

[54] 濱本雄治,河原林透,青木秀夫,初貝安弘: 磁場中グラフェンのスピン非偏極なカイラル凝縮相の相関関数 (日本物理学会、徳島、2013年9月)。

[55] 坂本紘樹,初貝安弘,青木秀夫,河原林透: 3層グラフェンのゼロエネルギー・ランダウ準位のランダムネスに対する安定性 (日本物理学会、徳島、2013年9月)。

[56] 本田貴大,初貝安弘,青木秀夫,河原林透: 傾いたディラック・コーンにエネルギー差がある場合のn = 0ランダウ準位の異常性 (日本物理学会、徳島、2013年9月)。

[57] 井上裕哉,初貝安弘,青木秀夫,河原林透: ケクレ型ボンド秩序があるグラフェンのドメイン境界における局所状態密度 (日本物理学会、神奈川、2014年3月)。

[58] 辻 直人、Peter Barmettler、青木秀夫、Philipp Werner: 非平衡動的クラスター理論 (日本物理学会、神奈川、2014年3月)。

[59] 辻 直人、青木秀夫: s波超伝導体におけるHiggs modeの非平衡動的平均場理論 (日本物理学会、徳島、2013年9月)。

[60] 辻 直人、Martin Eckstein、Philipp Werner: フェルミオン超流動における相互作用クエンチ (日本物理学会、徳島、2013年9月)。

[61] 辻 直人:非平衡動的クラスター理論の開発 (新学術「コンピューティクスによる物質デザイン: 複合相関と非平衡ダイナミクス」 、東京、2013年7月)。

[62] 辻 直人、Peter Barmettler、青木秀夫、Philipp Werner: 非平衡動的クラスター理論とHubbard模型における相互作用クエンチへの適用 (第7回物性科学領域横断研究会、東京、2013年12月)。

[63] 見上敬洋、辻 直人、青木秀夫: 円偏光照射下のハニカム格子Hubbard模型の光誘起トポロジカル転移の理論 (日本物理学会、神奈川、2014年3月)。

(セミナー(国外))

[64] Hideo Aoki: Orbital characters and pressure effects in cuprate and carbon-based superconductors, Univ. Fribourg, 4 June, 2013.

[65] Hideo Aoki: From transition-metal to carbon-based superconductors — a theoretical outlook, Technische Universität Wien, 19 Sept 2013.

[66] Hideo Aoki: Transition-metal vs carbon-based superconductors — a theoretical outlook, Heidelberg Univ., 17 Mar 2014.

(セミナー(国内))

[67] 辻 直人: 非平衡量子多体系における熱平衡化と非熱的固定点 (青山学院大学コロキウム、東京、2013年11月)。

[68] 辻 直人: Nonequilibrium dynamical cluster theory and its applications (京大基研セミナー、京都、2013年9月)。

(学位論文)

[69] Takahiro Mikami: Theory of nonequilibrium steady states in multiband systems in ac-fields and its applications (博士論文、2013年12月)。

[70] Motoharu Kitatani: Theory of correlated electron systems: DMFT+FLEX approach (修士論文、2014年1月)。

[71] Sota Kitamura: First principles band calculation for cold atom systems in optical lattices (修士論文、2014年1月)。

ページ先頭へ戻る